マネパカードというのは海外専用のプリペイドカードということができます。
よくクレジットカードと比較されますが、クレジットカードと比較してのマネパカードのメリットは、まずは審査がないことです。
クレジットカードはお金を借りることとほぼ同等ですから、申込者の信用力が審査されますが、マネパカードは自分のお金を予めチャージするわけですから審査は無関係です。
もう一つは手数料です。
クレジットカードを海外で使うと、実は事務手数料など手数料がかかってきますが、このカードはその手数料が安いというメリットがあります。
使い方は簡単ですが、予めチャージしておく必要があります。
入金方法としては銀行振り込みと同じようなものと思えばよいでしょう。
専用の口座に振り込みを行い、そこから自分の指定する通貨にチャージするわけです。
例えばハワイに行くならアメリカドルに両替してチャージしておけばよいのです。
レートについても、ほぼ1ドルあたり1円の手数料で済みますから、銀行の窓口での両替はもちろんのこと、クレジットカードの手数料と比べてもほぼ半額以下となっています。
残った外貨については、次の旅行に備えてそのままチャージしておくこともできますし、円に戻すことも可能です。
このように非常にメリットの多いマネパカードではあるのですが、確かにメリットだけではありません。
デメリットもあります。最も大きいデメリットは、ありとあらゆる海外通貨に対応しているわけではないということでしょう。
対応しているのはアメリカドル、ユーロ、イギリスポンド、オーストラリアドル、香港ドルの5種類です。
一応メジャーなところはカバーしているとはいうものの、日本人にとっても身近な海外旅行先である韓国、台湾、中国ほか、東南アジアの諸国の通貨にも対応していません。
また、あまりデメリットというほどではないかもしれませんが、あくまでプリペイドカードですから、事前にチャージしておく必要があること、つまり前もってお金を用意しておかないといけないのはデメリットかもしれません。