株主になると配当や会社によっては株主優待がもらえますが、株主総会に出席した株主にはお土産が貰える会社があります。
株主総会のお土産ランキングを調べてみると、去年と同じようなお土産の確率が高いことがわかります。
また、食品会社や飲食店を業種とする会社はお土産が貰える可能性が高いといえます。
お土産は自社商品なので、自分が良く使う商品を販売している会社の総会であれば、お土産でもらえる可能性があります。
ただし、業績不振である会社は株主総会のお土産がなくなったり、株主だけがもらえるような商品の配布やイベントに参加できる場合、株主の権利である議決権行使書を他者に売るような行為が見られると、総会での商品の配布やイベントが中止になることがあります。
本来であれば、議決権行使書を他者に売ることは禁止されています。
なぜなら、株を購入するより、議決権行使書が安く入手できれば、少ない資本で株主の権利を持てるからです。
株主総会とは株主が会社にとって重要なことを決議したり、会社側に提案して同意を得ることが目的です。
例えば、会社の取締役を決めるには議決権の過半数の同意が必要になります。
政治家を国民が選ぶ選挙では選挙権が一人一票ですが、議決権は株の保有数によって決まります。
全株式の51%保有している株主が賛成といえば、その他の株主が全員、反対しても、可決されます。
一般的な案件では株主総会が開催される前に、大株主などから案件の賛成を受け、議決権の過半数以上を得ているため、波乱が起こることはありませんが、取締役同士で意見が真っ二つに分かれたり、大株主を主体に株主提案がなされると、少ない議決権の株主の賛否によって決議が決まることもあります。
会社の決算月の月末に株を保有していると株主登録されます。
例えば3月決算であれば、3月31日に株を保有していれば株主になれますが、証券会社から株を購入してから3営業日後に株を保有することになるので、31日が木曜日であれば、28日の月曜日までに株を購入しなければいけません。
株主総会の日程は一般的に決算月の3ヶ月後になります。
3月が決算月であれば、6月に総会が開かれることになります。
日本の会社の場合、3月決算が多いので、6月に総会が集中する傾向があります。
そのため、何社も同じ日に総会ということがよくあります。
案件の採決はハガキやインターネットで投票して、お土産のある総会は出席するように日程を調整するのが良いでしょう。
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