預金封鎖という言葉を聞いたことはあるでしょうか?銀行に預けているお金が引き出せなくなることであり、預金封鎖の対策や可能性などについて、以前話題になったことがありました。
今回は、預金封鎖の可能性や対策などについて、ご説明します。
2009年にギリシャ危機がヨーロッパで発生し、ギリシャの銀行でお金が引き出せなくなったことが話題になりました。
日本には、1,800兆円とも言われる個人金融資産があると言われていますが、その大半を持つのは、60歳以上のシニア層であると言われています。
銀行預金情報について、マイナンバーの導入により、政府の監視が強まっているとも言われており、タンス預金に切り替える人が出てきます。
預金封鎖が実際に行われた場合、銀行にあるお金が引き出せなくなるため、タンス預金にしておくことで、いつでも手元にお金があることになります。
タンス預金の増加に伴い、金庫の需要が拡大しているというニュースもあり、さまざまな思惑が流れています。
ただし、タンス預金にもリスクはあります。
政府が、現在の円を使用不可にして、新円切り替えを行った場合、タンス預金のお金は古い紙幣になってしまって使えなくなるためです。
このような事態に陥ることを避ける方法として、外国の銀行口座を開設しておき、外貨にして定期的に送金をしておくことです。
海外の銀行口座は、日本政府の監督が届かないため、日本円の動向と関係なく、入出金を外貨のまま行うことができます。
新円切り替えが実際に行われた場合、現在の円の価値は下落することが予想されるため、外貨に転換しておくことで、円安のリスクを回避することにもつながります。
現在、日本の国、地方政府が抱える借金合計は1,000兆円を超えると言われています。金利はマイナスになっていますが、いつ反転するか分からない状態です。
さまざまな金融アプリも登場しており、リスク回避のための準備を行うことが重要です。 預金封鎖に関する書籍アマゾン 楽天Kobo電子書籍アプリ