追証とは株式の信用取引や海外取引のレバレッジを使った取引をしていて損失額が証拠金を上回ってしまうと損失を口座にある金額だけでは補填できなくなります。
その時に足りない分の損失額を追証と言います。
追証が発生した場合は証券会社から追証が発生した事実とその支払い期日を知らせる通知が来るので、その期間に損失を証券会社に追加で支払う必要があります。
基本的に追証が出る事は証券会社としても回収が不可能になる可能性もありますし、自社の口座を使って取引をしていた投資家の大きな損失は証券会社にとっても良い事ではありません。
そのため証券会社では追証が出ないように強制決済のシステムを採用している証券会社がほとんどです。
強制決済の仕組みは信用取引やレバレッジを使用して取引をしている場合に証拠金と損失額が同じ額になったところで強制的に決済をして口座に預けられている証拠金以上の損失が出ないようにするシステムです。
しかし強制決済のシステムは急激な株価な暴落などによって売り注文を出してから時間がかかってしまい結果的に追証が出てしまう事も稀にあります。
もし証拠金以上の損失が出てしまって現金で払えない場合は保有している株や外貨を売却するかその他の資産を現金化して対応する必要があります。
それも不可能だという時は債務整理が必要になるので、法律の専門家に早めに相談して対処法を検討するべきです。
信用取引やレバレッジは資金の少ない投資家も資金が豊富な投資家と同じように幅広い投資ができるようになる便利な制度ではありますが、利用する時はリスクを理解してリスクマネジメントには注意しなくてはなりません。
信用取引やレバレッジを使う時はどのくらいの変動が起きると強制決済になったり、追証が発生するのか計算できるアプリなどもあるので自分で計算してから投資を行う方が良いです。
しっかりリスクに対する備えをする事で信用取引やレバレッジを上手く使う事ができます。
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