一般家庭や事業所などの様々な場所で用いられる電気は、電気料金基本料金と使用した電力量の料金とで、原則的に構成されています。
電気を使用する上では、必ず電力会社と電力需給契約を締結する必要があり、その契約に基づいての計算方法で電気料金が決まる流れとなります。
電力需給契約の原則としては、基本的に契約アンペア制が導入されています。
その制度は電柱より家庭へ電線を引き込む家庭では、電力量計、ブレーカーと順次、電線を通しますが、この途中にあるブレーカーのアンペア数によって電気料金基本料金が定まることとなります。
つまり電気料金削減したい場合には、ブレーカーのアンペア数に応じた電気料金基本料金を下げるか、使用する電力量を抑制する、電力単価を下げることで削減を実現することが可能です。
例えば50Aのブレーカーを使用している場合、その分の電気料金基本料金の額がかかることとなりますが、それを30Aのブレーカーに変更すると基本料金自体が格安になります。
電気料金基本料金は、月単位でかかる固定費みたいな存在のため、それを削減できれば、その分の基本料金の負担が減少します。
また電気料金削減については、最近は電力の自由化の影響もあり、電力会社の公式サイトでの電気料金削減のためのアプリも充実しています。
実際にそのアプリを使用すれば、電気料金の計算方法を教えてくれ、どの様にすれば効果的な節電が可能かを教えてくれる魅力もあります。
それを使用することで効果的な節約を実施することもでき、電気を使用する一般家庭でも活用することができます。
他に一般家庭では多くの場合、電柱に掲げてあるバケツみたいな変圧器からの「低圧受電」の方式を採用しているのが一般的です。
ただキュービクルを設置した「高圧受電」の方式に変更することで電気の単価自体が下がり、それによって電気料金削減を実現することも可能です。
キュービクルは鉄製の箱型の受電設備でそれを敷地内に設けることで、電力会社のトランスを通さないため、その分、電気単価が格安になります。
キュービクルは自家の敷地内に設けるので定期的な保守点検も必要です。