事業を営んでいれば、各種の税金の申告が必要になります。
基本は、複式簿記の仕分けから始まり、最終的に純利益を算出していきます。
中でも、領収書、入出金伝票、振替伝票は、原資記録と呼ばれ特に重要で、税務調査などが入った場合には、最初に調査される重要書類です。
現金出納帳は、毎日の現金の出入りを記入するもので、公認会計士や税理士などの専門家が見れば、資金の流れが、ある程度予想でき、粉飾決算や脱税などの防止にも役立つのです。
昔は、手描きで現金出納帳を書いていましたが、現在では会計ソフトを使い、記録する事業所が大多数です。
無料のテンプレートを扱うWE サイトもあり、ダウンロードすれば、すぐに使用することができます。
無料のテンプレートには、いくつか種類があり、好きなものを選んで、見本の書き方を見ながら使用できます。
マイクロソフトのエクセルと連動できるテンプレートが殆どなので、新たにソフトの操作を覚えることなく、エクセルの機能をそのまま使え、現金出納帳のテンプレートに現金の出入りを打ち込むだけで残高計算まで自動で行ってくれます。
会計ソフトには、仕分けしただけで、現金出納帳に自動転記したりできるものもあります。
また、現金で売掛金を支払ったら売掛帳に、現金を普通預金に預けたら、銀行預金出納帳に自動転記するソフトもあります。
現金出納帳の書き方は、いたってシンプルで、現金に対する記帳なので難しいことはありません。
最近では、家庭の主婦の方が、簿記の知識などなくても無料のテンプレートを使い、一歩、進歩した家計簿として使用している人もいます。
パッケージ式の会計ソフトを買う必要もなく、ネットからのダウンロードだけなので、ソフトが古くなっても更新すれば買い替える必要もないのです。
不況が長引く今の時代、経費削減につながる現金出納帳の無料テンプレートを使う事業所も増えているのです。
現金出納帳は毎日、記入して残高を出し、実際の現金有高と一致させなければなりません。