群馬県と栃木県の主要な都市を結ぶ田園地帯を走る電車で、両毛線はその地域を指す上野毛と呼ばれた群馬と下野毛呼ばれた栃木両県を結ぶ沿線であることからこう呼ばれました。
群馬県は上越線が分岐する新前橋から前橋、伊勢崎そして桐生、栃木県に入ると足利、佐野、栃木そして東北線へつながる小山までを結ぶ路線でそのほとんどが単線区間となります。
時刻表には群馬県の起点が高崎駅となっており途中上越線区間を乗り入れ東京など都心へのアクセスを容易にしています。
両毛線の路線図にはたいてい高崎から始まるように記載され、群馬県から栃木県へ向かう方面を下り線で高崎へ向かう方向が上り線になります。
両毛線の時刻表は高崎から小山までを結ぶ列車はほぼ1時間に1本が双方から出発するようになっており、群馬県側では前橋、伊勢崎、桐生などへの行先となるものやそれぞれ始発で小山行きとなる列車も運転されます。
都市間を結ぶ列車であるため朝や夕方などは学生などの通学客などで一時的に混み合うこともあります。
本数が都心の交通に比べ少ないため時刻表と路線図は手放せませんが、ウェブサイトやアプリなどではキーワードを入れることで駅名検索が容易であったり発着時刻がその駅起点で調べられたりと非常に便利な機能を備えています。
また、リアルタイムでナビゲート機能が駅までの残りの乗車時間や、乗り換えができる駅での乗り継ぎ情報などがみられるものまであって少ない運転本数である場合には非常に助かる機能です。
これまでの乗車する電車だけの時刻にとどまらないいくつかのパターンまでを乗車駅と下車駅の入力だけで最短ルートの自動検索をしてくれ、更に時刻表示までもしてくれる機能を持つアプリなどもあり、かつては調べる楽しみというのもありましたが、それをも容易にしてしまえるのは時間がない人には強い味方になります。
もう少し突っ込んだものになると待ち時間のある場合には駅前を中心にご当地のグルメ情報なども食事処の表示を含めて教えてくれるものもあって、その至れり尽くせりなところには驚くほどです。