法定調書合計表とは、該当する年の1月から12月までに、どれだけ社員や退職者に給与を支払ったか、外部の方に報酬や料金、契約金等を支払ったかをまとめて記入する一覧表のことを指しています。
毎年、12月の給与や賞与を支給する際に行われる年末調整の後に書類が作られ、翌年の1月末日までに地域の管轄の税務署に提出することになります。
法定調書合計表を作成するのに、国税局の書類の様式に合わせて作成できる、エクセルのプログラムのダウンロードが利用しやすいです。
ダウンロードソフトを扱っているサイトで扱われている無料のフリーソフトであれば、そちらからダウンロードするのを強くお勧めします。
エクセルでの動作を試したり、使用環境で問題がないかを確認されたりしているため、一定の信頼があります。
ただ、古いプログラムの場合は、マイナンバー様式に対応していないものがあり、利用しようとするとずれを生じる可能性がありますので、新しく改訂されたプログラムや更新されたソフトを利用するといいでしょう。
支払調書と法定調書との違いがよく分からず、混同される場合があります。
支払調書は法定調書の一部といって良く、該当する1年の間に、外部の方でも、個人事業主やフリーランスなどの、同一人物方に支払った報酬や料金等が5万円を超える場合に提出が必要となる書類です。
例として、保険の外交員や、ホステス等の社交員、税理士や司法書士などの士業の方への報酬料金、芸能人やプロスポーツ選手などの年俸や報酬など、規定額以上の支払いがあった場合に提出が必要となります。
報酬から所得税分を引いた額を支払ったため、税金を預かって代わりに支払うことの証明になります。
これらの報酬については法定調書合計表にも記載されます。
支払調書については、2枚作成され、1枚は相手先の個人事業主等の本人宛に渡されます。
個人事業主が2月~3月にかけて行われる確定申告に使われ、税金を前払いしている証明書として使います。
もう1枚は、法定調書合計表ととともに税務署に提出されます。